WordPressでブログ記事を作成していると、
「パーマリンク」という文字を見かけることが度々ありませんか?
「そもそもパーマリンクって何?」「何を設定するの?」
と思った人も多いのではないでしょうか?
今回の記事ではパーマリンクとは?という疑問から
SEOを意識したパーマリンクの設定についてわかりやすく解説します。
パーマリンクとは、Webページごとに設定されたURLのことです。
もし以下のようなURLページの場合、
後半の 2021/04/15/maintenance-release
がパーマリンクです。
![パーマリンクを表した画像](https://pc-hanoji.com/wp-content/uploads/2021/04/permalink.jpg)
WordPressが初期設定のままだと、記事を投稿したときのパーマリンクは
上記のような「投稿日」「記事タイトル」となります。
SEOに悪影響?あまりオススメされないパーマリンクの設定
![タイトル用画像](https://pc-hanoji.com/wp-content/uploads/2021/02/cookie-the-pom-siNDDi9RpVY-unsplash.jpg)
公開後、時間が経ってからパーマリンクを変更する
Webページ公開後、しばらく時間が経ってパーマリンクを設定してしまうと
以下のような問題が生じます。
- 他のWebページからのリンクが無効になる(リンク切れの状態になる)
- ソーシャルカウント(SNSによるシェア数)がリセットされてしまう
- これまで積み上げてきたSEO評価がリセットされてしまう
パーマリンクを変更するということは、URLを変更するということになります。
よって、パーマリンクはWebページを追加したら最初に設定するとSEOに効果的です。
意味のない単語を使用する
WordPressで、初期設定の状態で、「投稿」や「固定ページ」でページを作ると、
以下のような数字と記号の組み合わせのURLになります。
http://wordpress.com/?p=123
このように、意味のない数字と記号の組み合わせのパーマリンクだと
見た目にも何に関する記事・ページなのかが分かりづらく
SEOの面でも若干の悪影響が出てしまうと言われています。
では、どのような単語をパーマリンクに設定すべきか
おすすめの設定方法は後ほど説明します。
日本語で設定する
パーマリンクを日本語で設定することは
SEO上では特に悪影響はないと言われています。
しかし、実際にはパーマリンクで日本語を設定すると、
以下のような場面でデメリットが見られます。
SNSなどでWebページのURLをシェアする時
以下のように日本語のパーマリンクは
長い記号文字の羅列になってしまいます。
日本語をパソコンなどの機械に読み取らせるため
画面上でこのような文字の羅列に変換されるためです。
![キャプチャ画像](https://pc-hanoji.com/wp-content/uploads/2021/04/image-1-1024x708.png)
Twitterの場合、文字数制限で貼り付けられなくなってしまう場合があるため、
少し不便を感じてしまうかもしれません。
外部サイトでリンク設定された場合
Webサイトによっては日本語が含まれるパーマリンクに対応しておらず
「404エラー」となる場合があるようです。
では、日本語以外だとどのようなパーマリンクの設定をしたらいいのか
こちらに関しても次の章で述べたいと思います。
SEOに効果的なパーマリンク設定
SEOに効果的なパーマリンクとはどのようなものでしょう?
この章ではSEOで良い効果が期待できる設定方法を述べていきます。
シンプルな構造である
Google検索セントラルの「上級者向けSEO」の箇所には
以下のように記載されています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
Google「シンプルな URL 構造を維持する」
つまり、パーマリンクを設定する上で重要なのは
シンプルな構造であるということが大事です。
多くの人がGoogleの検索エンジンを使用していることから、
Googleが紹介するSEOに関する記述は参考にしたいところです。
よって、Googleに推奨されているような最適なパーマリンクに設定すると
検索から人の目に触れる機会が増えるということが期待できます。
分かりやすいカテゴリー構造になっている
パーマリンクを設定する上で、シンプルな構造であるのと同時に
分かりやすい構造になっていることも重要です。
- カテゴリ構造に沿った設定
http://wordpress.com/japan/news/2021/
http://wordpress.com/国/カテゴリ名/どの年の投稿か/
- 記事番号を用いる設定
http://wordpress.com/news/12345/
http://wordpress.com/カテゴリ名/記事番号/
- 記事タイトルを用いる設定
http://wordpress.com/news/maintenance-release
http://wordpress.com/カテゴリ名/タイトル名/
Webサイト内での位置付けと
そのページの内容がひと目で分かる構造や意味を表す
単語選択を意識してみるよ良いでしょう。
英単語の組み合わせにする
先程、パーマリンクを日本語で設定することのデメリットを説明しました。
実際にパーマリンクを設定するときは
アルファベットで、意味を持つ単語をチョイスすると良いでしょう。
そうなると必然と英単語を用いることになります。
例えば、WordPressのメンテナンスに関するリリース記事を
表現する場合は以下のように設定します。
http://wordpress.com/news/maintenance-release
パーマリンクに使用する単語は数個くらいがシンプルで良いでしょう。
情報をぎゅっと詰め込もうとして
長すぎるパーマリンクになってしまわないように気をつけましょう。
WordPressでのおすすめの設定方法
WordPressにログインし、左側メニューの
「設定」から「パーマリンク設定」を開きます。
![パーマリンク設定画面キャプチャ画像](https://pc-hanoji.com/wp-content/uploads/2021/04/image-3-1024x645.png)
パーマリンクの設定画面を開くと
設定方法を選択できるようになっています。
- 基本
パーマリンクは?p=123といった記事番号になります。
- 日付と投稿名
投稿した/年/月/日付/記事タイト
- 月と投稿名
投稿した/年/月/記事タイトル
- 数字ベース
archives/記事に対して割り振られる固有のID
- 投稿名
記事タイトル
- カスタム構造
自分でタグを選択し、パーマリンクに入れるカテゴリをカスタマイズ
WordPressのパーマリンク設定についてネット検索すると、
SEOの観点からカスタム構造で
設定することをおすすめする記事が多く見らます。
しかし、数字ベースで効率的にパーマリンクを自動生成する方法も
色々な記事でおすすめされています。
数字ベースでパーマリンク設定しても
検索の上位に表示されるページも数多くある、などの理由からです。
もしWordPressでパーマリンクを設定する機会に遭遇したら
記事を投稿したりページを公開する前に
自分のページに合った設定方法を模索してみましょう。